東京・阿佐ヶ谷のミニシアター「Morc阿佐ヶ谷」にて 【映画と音楽】特集上映!

2024年4月

東京・阿佐ヶ谷のミニシアター「Morc阿佐ヶ谷」にて 【映画と音楽】特集上映!

ピアノ 2 Pianos 4 Hands今回ご紹介するのは、東京・阿佐ヶ谷のミニシアター「Morc阿佐ヶ谷」にて 【映画と音楽】特集上映! 4/26(金)より、東京・阿佐ヶ谷に位置するミニシアター「Morc阿佐ヶ谷」にて【映画と音楽】の特集上映が決定。1/26(金)に増築し、文学特集にて上映を開始したスクリーン「Morc ウエ」にて6月まで上映予定。 5月は「ジャズとロック少々」と題し、『オスカー・ピーターソン』、『ロイ・ハーグローヴ 人生最期の音楽の旅』、『ビ ル・エヴァンス タイム・リメンバード』などジャズミュージシャンのドキュメンタリーをはじめ、モダン・ジャズの名門バ ンド、アート・ブレイキー&ジャズ・メッセンジャーズによるナンバーを全編に使用した『危険な関係 4Kデジタル・リ マスター版』を取り上げます。

「オスカー・ピーターソン」や「メイキング・オブ・モータウン」などそそられる演目のなかでも、ジャズネットマガジンの注目は5月17日(金)~5月23日(木)の『危険な関係 4Kデジタル・リマスター版』。

オスカー・ピーターソンメイキング・オブ・モータウン

フランス映画の巨匠ロジェ・ヴァディム監督が、1960年代パリ上流社会の退廃をモノクローム映像でスタイリッシュに描いたこの「危険な関係」。題名だけでも危ない匂いがします。本作が遺作となったフランス映画の名優ジェラール・フィリップや、相手役にはヌーヴェル・ヴァーグといえばこの人、「死刑台のエレベーター」で有名なジャンヌ・モローを主演に迎え、音楽にはセロニアス・モンク、アート・ブレイキー&ジャズ・メッセンジャーズによるモダン・ジャズを全編に使用。劇中で演奏される大ヒット曲「危険な関係のブルース」が何と言っても印象的。公開当時、本国フランスで上映禁止となり海外輸出禁止にもなった問題作が、約60年の時を経て、いよいよ4Kデジタル・リマスター版で蘇ります。

なにせ、主演のジャンヌ・モローと言えば、「死刑台のエレベーター」の音入れで渡仏した帝王マイルス・デイヴィスとも浮名を流した、ジャズ好きには女神ともいえる存在です。後年マイルスは、ジャンヌが仕事でアメリカに来た時に、焦って冷たく当たってしまったと森鴎外のようなエピソードを自伝で披露しています。

危険な関係

テーマ曲の「危険な関係のブルース」は映画ではアート・ブレイキーらによって演奏され、作者のクレジットは別人になっていますが、実は作曲したのは、ピアニストのデューク・ジョーダンです。自分の曲を無断で使用され、心中やいかに。そういった怪しいドタバタ感も「危険な関係」といえる注目作です。

ジャズ好きはもちろん、ヌーヴェルバーグに興味がある方は見逃せないエンターテイメント期間です!

▼作品情報
『オスカー・ピーターソン』 4/26(金)〜5/9(木)
『ストップ・メイキング・センス 4Kレストア』 5/17(金)〜5/23(木)
『メイキング・オブ・モータウン』 5/17(金)〜5/23(木)
『ロイ・ハーグローヴ 人生最期の音楽の旅』 5/17(金)〜5/23(木)
『ビル・エヴァンス タイム・リメンバード』 5/10(金)〜5/16(木)
『危険な関係 4Kデジタル・リマスター版』 5/17(金)〜5/23(木)
『アメリカン・ユートピア』 5/17(金)〜5/23(木)

Morc阿佐ヶ谷 HP:https://www.morc-asagaya.com/
住所:〒166-0001東京都杉並区阿佐谷北2-12-19-B1F
電話番号:03-5327-3725

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